邦題にいい意味で裏切られる男社会に戦いを挑んだ女性たちの武闘派映画! 『未来を花束にして』

びっくり…そして燃えた!もっとふんわりした印象の女性ドラマかと思ったら
1910年代のイギリスで参政権を求め立ち上がった女性たちの熱い実話を描く、
爆破アリ拷問アリですわ東映か!?と見紛うゴリッゴリの社会闘争映画だった!
そら批判も致し方なしと思うほど邦題と内容の乖離甚だしく、その乖離ぶりは、
故・松方弘樹の大名作『強盗放火殺人囚』並み!(つまり逆・岡田茂的な邦題!)
でも、これは本当に“今”にも通じる映画で100年前の話なのに日本にしたら例の
五輪のゴルフ会場の女性正会員の件を出すまでもなくイマココってなもんだし
生活保護や過労自殺といった社会問題のみならずテロの問題にも通底するなど
議論の基になる内容なのに、それが邦題が批判されるばかりなのは実に残念…。
メイン級かと思ったら出番少しなのに重鎮感全開のM・ストリープもさすがで
彼女演じる活動家の演説場面なんか先のゴールデングローブ賞の時そのまま!
とにかく世界が再び後退しつつある今だからこそ観るべき力作。まずは必見だ。


とりあえず邦題に“未来”使うの禁止!

『未来を花束にして』(2015年・イギリス/カラー/シネマスコープ/5.1ch/106分)
【監督】サラ・ガヴロン
【出演】キャリー・マリガン、ヘレナ・ボナム=カーター、ブレンダン・グリーソン、アンヌ=マリー・ダフ、ベン・ウィショー、メリル・ストリープ
【配給】ロングタイド
【5段階評価】★★★★☆
【鑑賞劇場】TOHOシネマズシャンテ(日比谷)
【鑑賞料金】1,400円(シネマイレージデイ)