ペドロ・アルモドバル監督作品レビュー一覧(旧ブログより)

新宿2丁目原理主義!
『バッド・エデュケーション』(2005/04/16)

画像観る者を心地好く酔わせる絶妙のストーリーテリングと、
映画としての完成度の高さは充分に理解できるものの、
どうしても肝心の主人公ベニグノに感情移入できなかったため
個人的にはもうひとつの印象だった前作『トーク・トゥ・ハー』。
もともと濃厚変態テイストとキッチュな色彩バクハツの作風で、
スペインのイロモノ監督と目されていたペドロ・アルモドバル監督だが、
『私の秘密の花』(1995)あたりから
奇抜な映像よりも琴線に触れるドラマ性に重点を置くようになり、
『オール・アバウト・マイ・マザー』と『トーク・トゥ・ハー』、
そして“同胞”おすぎの涙の大絶賛で見事良識派映画ファンの支持を獲得した。
ボク個人としてはやはり、かなり昔の 『バチ当たり修道院の最期』(1983)や、
欲望剥き出しの三角、四角、五角関係が笑えて面白い 『欲望の法則』(1987)、
あと足フェチ・マニア御用達の 『ハイヒール』(1991)なんかが好みなんだけれど、
もとよりこの監督の作品は、映像の奇抜さだけで映画自体は退屈なものも意外と多い。
それが最近になってドラマを中心に物語を語り出したらこれが思いのほか巧くて、
あれよあれよという間に世界の誰もが認める大作家になってしまった。
そんなアルモドバル監督待望の最新作『バッド・エデュケーション』を、
新宿高島屋にあるテアトルタイムズスクエアで。
名前のとおりここも東京テアトル系なので、水曜は入場料金一律1,000円だ。大いに利用しよう。
この劇場は、単館としては都内随一のスクリーンの大きさを誇るいい映画館なんだけど、
ただ一点座席の前後の間隔が若干キツくて、
肘掛けのカップホルダーの位置がやけに手前すぎるのが難点と言えば難点。
(また映画館にケチをつけてしまった。でもホントだもん)

映画監督エンリケのもとに、初恋の男性イグナシオが16年ぶりに現れる。
俳優と自称するイグナシオは、ふたりの寄宿学校時代の体験をもとにした脚本を持参していた。
しかし、その脚本を読み進めるうちイグナシオの素性に疑問を抱き始めたエンリケは、
脚本に隠された悲劇と衝撃の真実を知ることになる…。
今回のこの映画の一番の見どころは、なんと言ってもミステリーとしての面白さ。
話を辿ればなんのことはない2時間ドラマや昼の連ドラのような物語が、
観る者をグイグイとスクリーンに引き込む緻密でしかもわかりやすい構成と、
監督の、彼自身の自伝的要素がかなり濃い脚本に対する強い思い入れ、そして、
あまりの濃厚さに思わず吹き出しそうになるほど分厚く描かれる男同士の愛の描写によって、
感情移入できるかどうかはともかく観応え充分の愛にまつわるミステリーとして仕上がっている。
書いたとおり、登場人物の心情に共感できるかできないかは観る人それぞれだと思うけど、
熟練の域に達したドラマ運びの妙は彼の作品群のなかでも随一だとボクは思う。
原点回帰とばかりに監督面目躍如の変態テイストも随所に炸裂していて面白い。観て損はない。
やはり、男たるもの下着は真っ白なブリーフで左斜め上が基本である!(ボクはトランクス派ですが)

主演は、
主演作が次々と公開されるわりには日本での人気はコリン・ファレル級にイマイチな
ガエル・ガルシア・ベルナル。そんな、
役者魂を懸けてガンバっている彼の“ゲイ達者”ぶり(うまい!)を楽しみながら観るのも一興だ。

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 オカンとワタシと、全然、オトン
『ボルベール〈帰郷〉』(2007/07/12)

今は帰省先が名古屋の方なので、
奥飛騨の生家に足を向けることはないんだけど、
(家自体は残してあって軒先を人に貸している。“ガラクタ屋”)
数年前まで盆暮れのたびに飛騨の方へ帰っていた頃は、
やっぱり、他界してから何年が経過しても家の中に、
親父が“いる”ような気がしたモンだった……。

何かの拍子に天井がミシッと鳴ったりすると(古い家なので)、
酒呑んで上の部屋で寝ていた親父が起きる時のような感覚がしたし、
実際、死んでしばらくの間は、お袋の元を親父は何度か“訪れて”いたらしい。
それはまぁ姿を“見た”とかじゃなく気配を感じたってだけの話なんだけど、
朝、お袋が御手洗の方で顔を洗っていると、そうそう忘れるワケはない、
自分の亭主の酒&オヤジ臭い“匂い”がかなり強く漂っていたという。
言えばそれだけの話とは言え、しかし当のお袋は無性に腹が立ったらしく、
部屋に戻ると、「散々苦労させておいて、今度は化けて出るつもりか!」
と仏壇に向かってそれこそ散々、悪態をついたそうだ(仏様、大迷惑)。
その話を聞いた兄貴は「ヘンな話するな」と少々ビビッっていたけど、
ボクはなんか「それ、いい話だな」とじ~んとしたことを憶えている。

だけど、今、もしも本当に死んだ親父がボクの元を訪ねてきたら、
ボクはいったい、親父に向かってどんな話がしたいだろうか?
何か親父に聞いてほしいような胸の内ってあるだろうか?
何を考えながら、毎日毎日、あれだけの量の酒を呑んでいたのか?
まぁそれ以前に照れ臭すぎて話しかけることさえできない気がするけど(親父はシャイだった)、
30代半ばになり、最近、酒呑んでる時くらいしか人生楽しいと思えなくなってきたボクに、
先人(?)として親父は何か、適切なアドバイスでもしてくれたりするんだろうか…?

『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』『バッド・エデュケーション』で知られる、
スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作、『ボルベール〈帰郷〉』を観ていて、
ボクは母親じゃなくて(生きてるし)、けっきょく大人の男同士の会話もすることなく、
20歳の時に死んでしまった親父のことをほんの少しだけ想い出した……。
ま、上に書いた話は本篇とは関係ないと言えばまったく関係ない話なんだけど?

10代の頃、母親を火事で失くしたライムンダ(ペネロペ・クルス)は故郷を離れ、
失業中の夫と15歳の娘パウラ(ヨアンナ・コバ)のために毎日忙しく働いていた。
ところがある日、肉体関係を迫ってきた父親をパウラが誤って刺し殺してしまう。
ライムンダは死体の処理に奔走するが、
同じ頃、近所に暮らす姉のもとには、火事で死んだはずの母親が現れて……。

働けど働けど日々の暮らしは一向に楽にはならず、
かつて熱烈に愛し合った男も今やダメ亭主になり下がり、
挙句、年頃になった娘の体をいやらしい目で見るようになって、
果ては本気で手を出そうとし抵抗した娘に刺されて死んでしまうという、
そんなどんより気が滅入りそうなエピソードで始まる三代の母娘の物語を、
スペインの名匠は決して湿気っぽくは描かず、燦々と降るラテンの陽光の下、
時にユーモアさえ散りばめながらいつものようになめらかな語り口で描いてゆく。

ほとんど観ているワリにそれほどフェイバリットというワケじゃないんだけど、
やはりアルモドバルの映画はどこかミディアムな楽しさでついつい観てしまう。
基本、楽しいから臭くないし嫌じゃないし切なさもわかって時には胸にグッとくる。
なんでも最初から泣かせればいいと狙っている一部の日本映画とはえらい違いだ。

そんな、よどみのない演出、キャストの人間味、鮮やかな色彩設計、心くすぐる音楽と、
鉄板のアルモドバル・テイストで掴み出される大地に生きる女たちの生き様で、
今回も監督はモノの見事に女性客のハートをグイグイ捉えて離さない。
だけど、映画がたくましく生きる女性の歓びや悲しみを巧く描けば描くほど、
独りで観ているコチラ、男としてはそのウチなんだか申し訳ない気になってきて、
すべての女性に対し土下座して謝りたいような気にさえなってくる(謝らないけど♪)。
けっきょくみんな男が悪い。郵便ポストが赤いのも電信柱が長いのもみんな男のせいなんだ。
ボクもいつの間にか親父と中身がソックリになってきたし、恋した女を泣かせるのは嫌だから、
ボクはまだまだ結婚できないし結婚したいなんて思わないんだ(ウソ。まだまだ遊びたいだけ)

あたかも上質なミステリーのように小気味好いドラマの果てで、
やがて目の前に現れた母が愛する娘に明かす“女の秘密”とは…?
クッキングペーパーに血がジュワ~と滲んでゆく様子を捉えるあたりなど、
悪趣味をアートに見せるワクワクするようなショットもいくつかあるものの、
かつての変態性はすっかりなりを潜めアルモドバルもマトモになってしまったが、
とにかく手堅く楽しめる、本作はペドロ・アルモドバル版“独占!女の120分”的な佳作。

ただ、下世話な男目線としては物語そのものよりなによりも、
大きくて真っ黒な瞳に思わず吸いつきたくなるようなエッチな唇、
そしてお願いだから埋もれてそのまま窒息死したいほど豊かな胸元も露わに色気全開の、
ペネロペ・クルスのセクシーさにウットリするだけでも入場料を払う価値はゼッタイに大アリだ!

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O型の血に響くラテン映画二本立!
『抱擁のかけら』(2010/02/27)

よくA型は農耕民族の血、B型は遊牧民の血、そしてO型は確か戦士の血だなんて風に言われ(AB型は何?)、
日本人にイチバン多いのがA型というのは知られた話なんだけど、たかが血液型で…という意見も確かながら、
しかし日本人にA型が多いというのはなんか納得できる話だし、B型が遊牧民というのも実にいい喩えだと思う。
で、なぜ○○民から急に戦士なのかはともかく、Oが戦士というのは要は“血の気が多い”という意かと思われ、
そこでボクはO型なんだけど、一見穏やかそうな人間に見られながらその実確かに、ボクは元々血の気が多い。
まぁそれは裏を返せば単純て意味なんだろうけどなるほどボクは単純だしそれは映画の嗜好を見ても明らかで、
そして単純だから、たとえばA型の人と話していると「そんな細けぇコトどーでもいいじゃんよ」と思うことは多いし、
逆にBの人は考え方が広くて(ツッコミやすいけど)面白ぇな、と思うことが多い。そらAとBは合わんて言われるワ。

で、次にO型男性から血液型で異性を見ると…って話で、まぁ性格が云々なんて話は面白くないからいいとして、
ボクはここ何年ずっとカノジョもいないから独り身の侘しさを紛らわすためにタマ~にエッチなお店にイク時があり、
なかなか人に理解はされないものの、ボクはそんな遊びだって映画や音楽と同じ基本はライヴと思っているから、
コチラが“コール&レスポンス”の精神で臨めばいかな相手でも楽しめる、楽しみ合えるものだと思ってるんだけど、
しかしそういう一期一会の相手でも、時々いやァ~このコは打てば響くな、今日はホントに“いい試合”だった!と、
握手さえしたくなるような人に当たる時がありそしてそんなコに限って訊くとフシギなほどO型だったりする(ホント)。
前に何かで、O型は割り切り上手なら、エッチをスポーツ感覚で捉える傾向があるなんて読んだことあるんだけど、
確かに腑に落ちるところがあり、まぁ割り切り上手は…だけどエッチなんて基本はスポーツみたいなモンだと思う。

…と、冒頭から16行も費やしてけっきょく何が言いたいかといえば、O型女性とはエッチの相性がいいという話で、
だからこんなA型の多い日本より、イッソO型ばかりの南米に生まれれば楽しい人生だったかもしれないなぁ~と、
もちろんそんなこと本気で思っているワケはないんだけど、独り身が長くて毎日毎日があんまり寂しいモンだから、
O型の多いラテン圏の映画をつづけて観たついでにこんな切り口でその寂しさを嘆いてみたかったっていうしだい。
だけど、その内の1本、スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督の『抱擁のかけら』(なんだこの邦題?)を観たら、
開巻いきなり盲目の男性が大~きなオッパイのブロンド美女とラテン系の情熱的なエッチをするという場面があり、
どんな関係なんだろ…?と思っていれば、道案内をしてもらったついでにソッチの案内もしてもらったという話らしく、
そんな簡単に事が運ぶのか!?と、やっぱラテンだよなぁ~と憧れてしまった(でもスペインはA型が最も多いんだと)。

というワケで『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』『ボルベール』のアルモドバル監督最新作は、
上にも書いた通り盲目の男性が主人公のドラマなんだけど、ハリー・ケインという名で脚本家をしている彼の元に、
ある日、記憶から消したハズの人物の息子が現れたモンだから、彼は一度は封印した過去と向き合うことになる。
14年前、彼は、マテオっていう本名で映画監督として活躍していたんだが、新作映画のオーディションで出逢った、
ペネロペ演じる女優志願のレナと激しい恋に落ち、ところがレナには70を過ぎて嫉妬深い上に超が付く絶倫という、
じじぃのパトロンがいたために散々恋路を邪魔されて、挙句2人の愛は、悲劇的な結末を迎えていたのだった……。
かつて、視力とともに大きな愛を失った1人の映画人が、その苦しみや過去から解き放たれるまでを描いた物語で、
正直、話はどーでもよかったんだけど、そこがこの監督の名匠たる由で、見せ方が巧いからソツなく楽しめてしまう。

マドリードを舞台にした2008年と1994年、それぞれのドラマを巧く絡ませながら映画はあたかもサスペンスの体で、
監督自身が今までに手掛けてきた女性映画を思わせる劇中劇をラストでまんまと活かして絶妙な余韻を残すなど、
ガッツリ腹持のする愛憎劇と映画にまつわるアレコレが1本で同時に楽しめてしまう本作は映画と愛に関する寓話。
その、ラテンチックで密度の濃ぃ~愛憎劇は滑稽でもあり、とくに、絶倫じじぃのレナに対する執着ぶりは奇々怪々、
読唇術の件は笑わせようとしているとしか思えずだけどそのコミカルとシリアスのメリハリが相変わらず抜群だから、
コチラには縁のなさそうなどーでもいい話でもつい乗せられるし、フツーに、「いい映画を観たなぁ~」と思えてしまう。
冒頭のブロンド美女も素晴らしいけどペネロペのまさに垂れを知らぬ美乳はもう国宝級で、彼女を観に行くだけでも、
充分に元は取れるし、隅から隅まで行き届いたその映画的サービス精神こそまさにラテンの真髄。監督何型かな?

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アルモドバル×イグレシアで今年はグラシアス!
『私が、生きる肌』@「第8回 ラテンビート映画祭」!(2011/09/20)

去年の「ラテンビート映画祭」に行った時のブログを読み返したら「来年からも行こう!」とか書いてあったワリには、
直前までまるで行く気はなかったんだけど(ど~にもバルト9が苦手で…)、気なしに、スケジュールをチェックしたら、
ワリと都合のよい日時に「オォ、これは観たい!」と思う映画の上映が組まれていたため急遽、観に行くことにした、
今年の「第8回 ラテンビート映画祭」。2作品観て1本目はティーチイン付きだったから大いに賑わっていたんだけど、
ツブラな瞳の映画祭ディレクター、アルベルトさんをまたまた見られてよかったよかった。映画配給ワークショップの、
ゲスト講師として氏の話を聞いたことが本映画祭に興味を持つキッカケだったんだが、彼の独特のキャラクターこそ、
ボクは映画祭の色としてもっとフィーチャーされるべきではないかと思う。そしてキャラといえば↑の絵の女のコこそ、
おなじみ映画祭のマスコット“ドニータ”で、今年は日本の復興を祈り美空ひばりを意識したんだという(わからねー)。

というワケで初日に観た1本目が、これまたワークショップでアップリンクの浅井さんが今年のカンヌで観たっていう、
そして権利を買おうか迷うほど面白かったよと言っていた、日本でも根強い人気を誇るスペインの世界的映画作家、
ペドロ・アルモドバル監督の新作『THE SKIN I LIVE IN』(英題)。確か浅井さんがぜ~んぶネタバレしたハズだけど、
ほとんど憶えてなかったのでガッツリ楽しむことができた。ネタバレに過敏な人いるけど人の記憶などそんなモンよ。
ただ、そんなモンとはいえさすがに一般公開もまだ先だし、確かにこれは要の部分をネタバレしちゃうとマズいんで、
細かいストーリーについてはいっさい触れない。ただ本作は公開されたら賛否両論も必至の問題作にはなると思う。
個人的にはズバリ、面白かった。予告篇だけでもその片鱗がわかる通り本作の内容を簡単に言うとしたら、これは、
殺人、凌辱、監禁、皮膚移植に性転換とあらゆる過激な要素をギッチギチに詰め込んだアートな変態怪作スリラー。

アントニオ・バンデラスが久々のアルモドバル作品出演というのも話題だけど(『アタメ 私をしばって!』以来か?)、
それよりもここ最近ずっと“女性映画の巨匠”として女性の映画ファンから絶大な支持を受けていたアルモドバルが、
まさしく原点回帰とばかりに“バチ当たり”なバッド・テイストのオンパレードを披露してくれているのが実にうれしい!
近頃のスペイン映画はなんといってもホラーが元気だし、アルモドバルもようやっとそうしたエクストリームな方向に、
今後は舵を切ってゆくということなんだろうか? もちろん、そんなエクストリームな中にも絶妙なるユーモアがあるし、
ユーモアというよりも感動すればいいのか笑えばいいのか日本人的には少々戸惑うようなラストもかなりブラックで、
とにかく、いつもみたいなドラマ的感動を期待すると大ヤケドしかねない映画だけどその分観る価値は大きいと思う。

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まさに賛否を蛇行のキノドライヴ!
『アイム・ソー・エキサイテッド!』(2014/01/30)

ひたすらマジメな映画を撮り続けた巨匠の遺作の後に超不マジメで下品なコメディを観るというのもアレなんだけど、
お次はまだまだこれからのスペインが誇る巨匠ペドロ・アルモドバル監督最新作『アイム・ソー・エキサイテッド!』。
ただ印象から今回はさすがに観なくてもいいかなぁ…と思いつつ、でもやっぱりこの監督の映画もずっと観ているし、
なにより前作の『私が、生きる肌』がかなりいい感じに頭オカしかったのでこれも印象より凄ぇ映画かもしれないと、
気を取り直して観に行ったんだけど…まぁ結果的には、やっぱりわざわざ劇場で観るほどじゃなかなったかなぁ、と。
そりゃまぁ確かにおネエの客室乗務員とキ○ガイ客らがこぞって繰り広げる飛行機コメディはかなり頭狂っているし、
それをアルモドバルの原点回帰と言おうと思えば言えなくもないんだけど、しかし反面これもやはり小手先というか、
巨匠の軽いお遊びくらいにしか思えずそれこそ飛行機に乗った時に小さいモニターで観れば充分ってな感じだった。

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でもブランカ・スアレスは好き!