ぼくたちの芹明香も芹明香である! 『赤線最後の日 昭和33年3月31日』ほか

seri-meika

「芹明香は芹明香である!」
[2016年10月29日(土)-11月11日(金)]@シネマヴェーラ渋谷
【鑑賞料金】1,000円(2本立)

①『赤線最後の日 昭和33年3月31日』
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10月30日に行われたなんとご本人登場のトークショーに行けなかったので
せめてその残り香を嗅ぎに2日後の上映へ。いやぁ~これはいい映画だった!
タイトルそのまま、売春防止法施行前夜のいわゆる“赤線”最後の1日を舞台に
明日をも知れない娼婦たちの哀歓をしみじみと描いた切なく胸に沁みる好篇!
我らの明香嬢は最後の荒稼ぎとばかりに客を同時に3人取ったりするんだけど
男に抱かれながら「こんな私に誰がした」とサバサバ歌うその佇まいが最高!

血や本を売っては店に足繫く通う風間杜夫演じる学生の気持もよくわかるほど
宮下順子がまたい~女で杜夫が渡した連絡先を切なげに燃やす場面が泣ける。
そうそう、こういう場所で惚れた女とは決して二度と逢えないんだよ。(回想)
でもだからいいの…。久しぶりにこのジャンルでのめり込むように観た。(照)
ホントいい脚本だし演出もこういう世界のワビサビを見事に掬い取っている。
ただこんないい映画ならもっとちゃんとした素材で観たかった。ちょい残念!

『赤線最後の日 昭和33年3月31日』(1974年・日活/カラー/64分)
【監督】白鳥信一(『狂棲時代』『赤線本牧チャブヤの女』)
【出演】宮下順子、中島葵、芹明香、風間杜夫、吉井亜樹子、ひろみ摩耶、榎木兵衛、高山千草、島村謙次、坂本長利
【5段階評価】★★★★☆

②『下苅り半次郎 (秘)観音を探せ』
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頭悪いなぁ~ヴェーラじゃ散々やってんだろうけどこんなバカ映画久しぶり!
つーか芹明香特集なのに彼女全然出てこないじゃん!(しかも出番ちょっと…)
どうしても子がほしい将軍・家綱のために“ほと(女陰)喰いの半次郎”が呼ばれ
絶頂に達すとクリちゃんが光るという“み仏の子宮”を持つ女を探す旅に出る。

ひたすら女を見つけてク○ニしちゃあ「違う…」の繰り返し。もうバカすぎ!
下苅りとは要は剃毛で「シャボンなど要らん。俺の唾とお前の蜜で泡立てる」
伊吹吾郎もようやるワ。でも半次郎は己の欲は充たさずただ女を悦ばすだけ。
そんな究極のご奉仕でお金貰えるなんていい仕事かもしれん…と少し思った。

『下苅り半次郎 (秘)観音を探せ』(1975年・東映/カラー/83分)
【監督】原田隆司
【出演】伊吹吾郎、森崎由美、山城新伍、北村英三、潤ますみ、芹明香、叶優子、戸浦六宏、汐路章
【5段階評価】★★★☆☆